お互いに後腐れのない「いい別れ方」を徹底リサーチ!
恋人との別れを考えたときに、寂しさや切なさと別に心を引き止めるのは、別れることの大変さです。
別れ方を間違えて話をこじらせるととんでもないトラブルに発展することもあるため、恋人との別れには多大なエネルギーが必要です。
今回は、できるかぎり後に禍根を残さない、円満な別れ方について解説します。
1.男女3人に聞いた「いい別れ方」体験談
1-1.別れても仲間どうし(20代女性)
もともと趣味の仲間で集まった中から、イベントや合宿をともにしているうちになんとなく気が合うことに気付き、相手に告白されて付き合うようになりました。
アマチュアが趣味でやるといっても、かなり本気の器楽サークルです。音楽のことで言い争ったり、楽団の運営のことで協力しあったり、付き合いのなかにもサークル活動は当たり前に入っていました。
二人のときにまでサークルのことでカリカリするのが嫌になってしまって、私のほうから別れを切り出したのですが、共通の想いとして持っていたのが「サークル運営に支障は出したくない」だったんです。よく話し合って、どちらも運営から抜けないことを決めました。
それで別れたあともトラブルなく、いまでも仲間として付き合っていますが、一時期は相手がすごく頑張ってくれていました。相手がしっかりした自制心のある人だったおかげだと思っています。
1-2.お互いが察していた別れ(30代男性)
お互い、結婚を意識して付き合っていました。
しかし、彼女の実家は地方でもそれなりに大きな事業をやっている家で、彼女は一人娘…結婚するからには私が婿養子になる必要がありました。
一方、私は母を早くに亡くし、父に育ててもらった一人息子です。父が元気なうちに、家の苗字を絶やすことには強い抵抗がありました。
私の父も、彼女のご実家も、結婚については反対もしておらず、姓のことは自分たちで決めていいと言ってくれてはいました。でも、私も彼女が家業を大切にしていることを知っていましたし、彼女も私が父を大切に想っていることを理解してくれていました。相手からそれを奪うことはできない、と互いに思ってしまって…。
それで、このまま平行線を続けるのは互いにとって良くないと思い、別れることにしました。現在はとくに連絡はとりあっていませんが、幸せになってくれたらいいと思っています。
1-3.最適な距離は「恋人」ではなかった(20代女性)
ずっと仲の良い友人同士で、周囲からも「付き合っている」と思われているくらいに親しかったのですが、私の失恋を慰めてもらったのをきっかけに付き合い始めたところ、全く合わずに喧嘩ばかり!友人時代の頃がウソのように、お互いイライラやビクビクするようになってしまいました。
二人とも、思うように自分を出せなくなっていることに気付いて、恋人という距離感が合わないのだと思うしかなかった感じです。これ以上お互いが相手を許せなくなる前に距離をおこう、という話し合いをして、「別れたほうが良いのだろうね」ということで意見が一致し、別れることになりました。嫌いで別れたわけではないので、友人としては相変わらず仲良くやっています。
20年後くらいにお互い独身なら結婚したい相手…みたいな存在です。
2.円満に別れるためのポイント4つ
2-1.きちんと会って話す
円満に別れたいと思うなら、可能な範囲で気持ちをはっきり伝えたいものです。曖昧なまま連絡を絶つと、相手がどう受け止めればいいか分からなくなる場合もあります。
ただし、二人きりで会うことがいつでも正解とは限りません。相手の威圧や脅しが怖い場合は、安全を優先し、電話やメッセージ、周囲のサポートを利用する方法もあります。
恋愛関係を続けるのは難しいと思ったこと、別れたいという意思は、無理のない方法で伝えましょう。
また、別れた後の距離感については、相手が主導権を握っていると考えましょう。「別れよう、でも仲良くしていたい」という話を、別れ話を切り出した側から持ちかけるのは、都合のいい話です。それをどう受け取るかは相手次第であることは忘れないようにしましょう。
2-2.相手のプライドを傷つけない
別れたい、という話をされた側が思うのは「どうして?」です。理由は色々出てくることでしょう。
しかし、それを「相手の人間性」に問題があるかのような伝え方をしてはいけません。昨日まで恋人だった相手が、実は自分の人間性を否定したということは、裏切りとして相手の心とプライドをひどく傷付けます。
人間性そのものを否定してくる相手には、好意の持ちようがありません。嫌いになった相手に対して多大な自制を要する「円満な別れ」に付き合う義理はなくなります。
別れる理由を伝えるときは、相手の人格を丸ごと否定する言葉ではなく、「私はこの関係を続けられない」と自分の意思を中心に話す方が伝わりやすいでしょう。もちろん、暴力や強い束縛など、相手の問題まで自分の責任にする必要はありません。
2-3.復縁の期待を持たせる言い方をしない
いくらトラブルなく話を進めたいからといって、その場しのぎで復縁があり得るような事を言ってはいけません。
相手にとっては、恋心を利用して振り回されている状態です。「気の迷いで別れたいって言っただけじゃない…?」というような、「実は別れていない」という認識すら持ちかねず、後々深刻なトラブルに発展しやすくなります。
今の時点で復縁を望んでいないなら、期待を持たせる言い方は避けましょう。未来のことまで断言する必要はありませんが、今の気持ちは曖昧にせず伝えることが大切です。
2-4.適切に謝る
別れようと決めたのはあくまで自分です。
別れを告げられた側が傷つくことはあります。だからこそ、これまで一緒に過ごした時間への感謝や、相手の気持ちへの配慮は大切にしたいものです。
約束を破ったことなど、謝るべき行動があれば素直に謝りましょう。ただ、交際を終えたいと思ったこと自体に罪悪感を持ちすぎる必要はありません。気持ちを受け止めてもらうために、長々と謝り続けることもないのです。
3.別れをこじらせるNG言葉&行動
3-1.泣き続ける
別れ話の途中で涙が出てしまうことは、珍しくありません。悲しいときに無理に我慢する必要もないでしょう。
ただ、話し合いが苦しくて続けられないときは、いったん休憩しても構いません。泣くことを責めたり、反対に涙を理由に相手の意思を変えさせようとしたりせず、お互い落ち着いて話せる状態を優先しましょう。
3-2.「○○がそう言っていた」
友人や家族の経験談、彼らの言っていたこと等を引き合いにだして別れ話をしてはいけません。
「○○がそう言っていた」という言い方にはあなた自身の意志がないためです。自分が悪者になりたくないだけ、と受け取られ、うんざりされてしまうでしょう。
3-3.別れ話の最中に、突然抱きしめる
相手が泣いていると、思わず抱きしめたくなることもあるでしょう。
でも、別れを告げられた直後は、優しさのつもりでした行動が、かえって気持ちを混乱させることがあります。特に、相手が触れられたくないと思っているなら、その意思を尊重することが大切です。
慰めたい気持ちがあっても、突然体に触れるのではなく、「少し休もうか」と声をかける。そんな距離感の方がよい場面もあります。
3-4.相手の優しさを、別れない理由にしてしまう
別れを切り出したとき、相手が思いがけず優しく話を聞いてくれることもあります。その優しさに触れると、気持ちが揺れるかもしれません。
でも、相手が優しいからといって、無理に交際を続ける必要はありません。また、「本当はまだ好きなんでしょう?」と気持ちを決めつけないことも大切です。
「話を聞いてくれてありがとう」と感謝を伝え、別れるという自分の意思は落ち着いて話しましょう。
4.おわりに
以上、円満な別れの体験談とそのコツ、相手を幻滅させるNG行動について解説しました。
かつては愛しあった恋人同士が他人に戻るプロセスで、憎しみ合うようになってしまうのは悲しいことです。できれば、お互い傷つけ合わずに距離をとりたいものです。
人間は最期の瞬間にその本質が現れると言われています。円満な別れのためには、別れの瞬間にこそ、最大限の誠意を持ちましょう。
この記事が参考になれば幸いです。
